Fluentdに関するよくある質問集
- Q1. Fluentdはどんなプログラムですか
- Q2. 情報はどこで知ることができますか
- Q3. Fluentdのライセンスはなんですか
- Q4. Fluentdはどこでダウンロードできますか
- Q5. リリースはどうなっていますか
- Q6. 過去のバージョン情報についてしりたいのですがどこで確認できますか
- Q7. Fluentdのサポート期間はどのくらいですか
- Q8. Fluentdはいつも更新しないとだめですか
- Q9. トラブルシューティングしたいときはどうすればいいですか
- Q10. バグなどがあった場合はどうすればいいですか
- Q11. Fluentdの導入の手順はどこで確認できますか
- Q12. Fluentdと関連ソフトウェアの構築などの使い方はどこかにまとまっていますか
- Q13. エンタープライズ向けのサポートサービスはありますか
- Q14. FluentdとFluent Bitの違いをおしえてください
- Q15. FluentdとFluent Package(旧:td-agent)とFluent Package LTSはどう違うのですか?
- Q16. Fluentdや関連プラグインを使うのにお金はかかりますか?
- Q17. Fluentdと他のソフトウェアをセットでサポートしてもらうことはできますか
Fluentdに関するよくある質問集
Q1. Fluentdはどんなプログラムですか
A1. 『Fluentd』は、拡張性の高いオープンソースのログ収集プログラムです。 1000以上のプラグインを通じて、世界中のあらゆるサービスと接続することができます。 Cloud Native Comuputing Foundation (CNCF) 傘下のプロジェクトの一つであり、オンプレミス・コンテナ環境の垣根を超えて世界中で幅広く利用されています。
Q2. 情報はどこで知ることができますか
A2. Fluentdプロジェクトページ Fluentdの公式情報は英語でアナウンスされています。英語の公式ページでは、プロジェクトの概要や、利用可能なデータの種類、プラグインなどを確認することができます。
Q3. Fluentdのライセンスはなんですか
A3. FluentdはオープンソースのApache License 2.0で提供されています。詳しくはGiHubのライセンスページ(英語)で確認できます。
Q4. Fluentdはどこでダウンロードできますか
A4. 現在のパッケージはfluentd.orgのダウンロードページからダウンロードが可能です。
コミュニティでメンテナンス及び公開しているFluent Package(通常版)及びFluent Package LTS(Long Term Support版)のほかに、一部サービス用のパッケージがあります。
Q5. リリースはどうなっていますか
A5. Fluentdは月末ごろに新しいバージョンがリリースされています。リリースの内容については公式ブログでリリースノートが紹介されています。また、ククログではすべてのリリースノートではないですが、大きな変更があったときなどに日本語でリリースノートを解説した記事を紹介しています。
パッケージのリリースは、通常版は不定期にマイナーアップデートが行われ、LTS版は数か月に一度のバグフィクス及びセキュリティパッチと1年に一度のメジャーアップデートがあります。
Q6. 過去のバージョン情報についてしりたいのですがどこで確認できますか
A6. これまでのFluentd及びFluent Package(旧:td-agent)とそれに同梱されているFluentd本体のバージョンについてはGitHub上にまとまっています。
- Fluentd
- Fluent Package
- 過去パッケージ(td-agent)の情報はこちら
Q7. Fluentdのサポート期間はどのくらいですか
A7. 新しいマイナーバージョンがリリースされると、その前のマイナーリリースバージョンはサポートされなくなります。たとえば、1.15.0 がリリースされると、1.14 系はサポートされなくなります。 (クリアコードでは、そういった古いバージョンをお使いのお客様向けにも有償サポートを提供しています。)
パッケージ版については、通常版は不定期のマイナーアップデートがあり、アップデート後はその前のマイナーバージョンのサポートがなくなります。LTS版はマイナーアップデートが適用されず、バグフィックス及びセキュリティフィックスのパッチ提供のサポートが最低1年間継続します。メジャーアップデート後サポートがなくなります。
Q8. Fluentdはいつも更新しないとだめですか
A8. バージョンアップでは、セキュリティ脆弱性や安定性の問題が修正され様々な機能が追加されます。安心してインターネットをお使いいただくため、できるだけ速やかに更新を適用することをお勧めします。最新版はGitHubのプロジェクトページでダウンロードが可能です。
Q9. トラブルシューティングしたいときはどうすればいいですか
A9. トラブルシューティングガイドを提供しています。また、ククログでいくつかの事例を紹介しています。
Q10. バグなどがあった場合はどうすればいいですか
A10. Fluentdは、多くの人が開発に参加できるオープンソースのソフトウェアです。バグなどに遭遇した場合、GitHubからレポートしやすいようにテンプレートを使って報告できるようになっています。
Q11. Fluentdの導入の手順はどこで確認できますか
A11. 公式ドキュメントがまとまっています。(英語のみ) https://docs.fluentd.org/installation
Q12. Fluentdと関連ソフトウェアの構築などの使い方はどこかにまとまっていますか
A12. KubernetesとFluentdをつかったログ収集に関してわかりやすく解説している入門編の動画があります。
Q13. エンタープライズ向けのサポートサービスはありますか
A13. あります。エンタープライズ向けのサポートを提供している事業者は公式ページにまとまっています。(英語)
2015年からFluentd/Fluent Bit開発に参加しているクリアコードでは、Fluentd/Fluent Bitをエンタープライズ環境において導入/運用されるSIer様、サービス提供事業者様に対して以下のサービスを提供します。詳しくはサポートサービス紹介ページをご覧ください。 サービスに関するお問い合わせは、こちらの お問い合わせフォーム からご連絡ください。
Q14. FluentdとFluent Bitの違いをおしえてください
A14. FluentdBitはFluentdの軽量版といわれており、Fluentdが主にRubyで実装されているのに対して、FluentBitは主にC言語で作られています。詳しくはブログで解説しています。
Q15. FluentdとFluent Package(旧:td-agent)とFluent Package LTSはどう違うのですか?
A15. Fluentdは、ログ収集を行うプログラム本体です。
Fluent Package(旧:td-agent)は、Fluentdを含んだパッケージディストリビューションです。実際にプログラムを動作させるために必要なRubyや依存ライブラリーに加え、よく利用される3rdパーティープラグインが同梱されています。運用されるプラットフォーム環境に合わせて、RHEL / CentOS / Amazon Linux 、Ubuntu/ Debian 、Windows向けのパッケージが用意されています。不定期に機能追加などのマイナーアップデートが行われ、マイナーアップデート後、旧バージョンのメンテナンスは停止します。
Fluent Package LTS(長期サポート版)は、Fluent Packageと同様にFluentdを含んだパッケージディストリビューションです。通常版で不定期に行われるマイナーアップデートの適用が行われず、最低1年間のバグフィックスとセキュリティフィックスのパッチが提供され、メンテナンスが継続されます。その後メジャーバージョンアップが行われると、旧バージョンのメンテナンスは停止します。
Q16. Fluentdや関連プラグインを使うのにお金はかかりますか?
A16. Fluentd及びどのパッケージも基本的にはソフトウェアの利用に費用はかかりません。
特定の環境などの利用に合わせたプラグインや、機能追加などが必要でご自分で作成するのが難しい場合は有料の技術サポートにお申込みいただくことをお勧めします。もし何か機能追加希望やご自分で作成されたプラグインの本体へのmergeをご希望の場合はpull requestをご利用ください。(※本体にmergeされるかどうかは内容によります)
Q17. Fluentdと他のソフトウェアをセットでサポートしてもらうことはできますか
A17. クリアコードでは、Fluentdのサポートサービスと合わせて他のオープンソースソフトウェア(nginxやRedisなど)のサポートもセットでご提供する事例があります。お気軽に お問い合わせフォーム からご相談ください。
このようなサポート事例について以下のブログで紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
こちらのページに記載があると嬉しい質問や情報などがあれば、merge requestもしくはTwitterで教えていただけると可能な範囲で追加いたします。