トピック
レビューに参加したFluentd書籍『Fluentd実践入門 ── 統合ログ基盤のためのデータ収集ツール』が出版されました。
2022年10月6日に、Fluentdについて詳しく解説されている書籍『Fluentd実践入門 ── 統合ログ基盤のためのデータ収集ツール』が出版されました。
その際、クリアコードのメンテナもレビュー協力を行いました。 現時点で、Fluentdについて日本語で最も詳しく解説されているといっても過言ではない書籍になっており、Fluentdについて学びたい方やログやデータを取扱うエンジニアの方々におすすめです。
書籍情報
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タイトル 『Fluentd実践入門 ── 統合ログ基盤のためのデータ収集ツール』
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著者 田籠聡
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出版社 技術評論社
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概要
本書は、Fluentdについて網羅的に解説した書籍です。
Fluentdは、ログやそのほかのデータの収集および集約、転送、変換、保存を実現するためのソフトウェアです。すでに多くのユーザーに利用されているほか、Kubernetes環境におけるデファクトスタンダードなログ収集方法として扱われています。そのため、AWS、GCPおよびAzureといったクラウド環境においても標準的なツールとして使われています。
本書は、Fluentdがデータをどのように処理しているかから、内部構造やプラグイン機構の詳細、プラグインの開発方法までを網羅的に記述しています。筆者はFluentdの初期からのユーザーであり、Fluentdの主開発者の一人でもあるため、ユーザーとして必要な事項を開発者の視点から解説できているはずです。
クリアコードとFluentd
クリアコードは2015年8月からFluentdの開発に参加しています。 当初はコミュニティサポート、プラグインのメンテナンスといった活動から始め、以降Fluentdの不具合修正、機能拡張、ドキュメント整備など活動範囲を拡大してきました。 2021年からは、『Fluentd』の配布パッケージの「td-agent」の開発とメンテナンス、リリース作業や、プロジェクトがコミュニティとしてメンテナンスを続けていけるような体制づくりなどを中心となって行っています。 法人向けの各種サービスも提供しており、導入・運用支援なども行っています。