Firefox ESR115からESR128への移行レポートを公開しました。

クリアコードは、2024年7月9日に、リリースされたウェブブラウザFirefoxの延長サポート版であるFirefox ESR128について、Firefox ESR115からの変更点をまとめたレポートを公開しました。 このレポートは、Firefoxサポートサービスの一環として、Firefox ESR128へのバージョンアップ支援を行う際に実施した調査の成果物です。

Firefox ESR115からESR128への移行レポート

企業の運用ニーズに応えるFirefox ESR

Firefox ESR(Extended Support Release)は、2011年から一般向けにはラピッドリリースを採用したFirefoxに対し、追従運用に課題が生まれる法人ユーザーからのリクエストで2012年から提供されています。Firefox ESRは、およそ1年に1回のメジャーバージョンアップと、セキュリティフィックスを目的とした4週間に1度のマイナーアップデートが提供されます¹。

Microsoft EdgeやGoogle Chromeといったブラウザは、ラピッドリリースと呼ばれる頻繁なメジャーアップデートのサイクルで提供されていますが、業務システムへの影響等から、最新版に追従できないといった課題を抱えるケースがあります。その場合に、Firefox ESRが、解決手段となりえます。

日本国内では、官公庁、金融、インフラ、製造、情報通信など様々な組織がFirefoxを導入しており、その多くがFirefox ESRを採用しています。これら組織においては、年1回のメジャーバージョンアップに時に、Firefox本体の変更点の確認、設定の見直し、動作検証を実施しています。これにより、サポート期間内の安全なバージョンアップと安定したブラウザ運用を実現しています。

クリアコードのFirefoxサポートサービス

クリアコードでは創業以来Mozilla Firefoxの導入支援やサポートを行っています。Firefoxの利用目的に合わせた、メモリ使用量削減や、セキュリティを高めるといったカスタマイズ、また設定ファイルやアドオンを一括インストールするためのメタインストーラーの提供など様々な実績をもち、これまでに100社以上のお客様にご利用いただいております。

ブラウザ運用にお悩みがございましたらお気軽にお問合せ下さい。

1. Firefox ESR128ではWindows 7、Windows 8.1のサポートが終了しますが、これらのOSでの利用者向けに、Firefox ESR115は通例よりも長く2025年3月末までマイナーアップデートが提供されます。 ↩