昨日、 RD (るびまの記事)でスラ イドが書けるプレゼンテーションツール Rabbit がリリースされました。
サンプル
Rabbitではスライドを画像 やHTML(+画像) 、 PDF (一覧表示 )などで出力することができます。
発表した後に資料を公開する場合や配布資料を作成する場合に利用 するとよいでしょう。
対象ユーザ
RDで書けることがウリというくらいなので、テキストエディタでス ライドを作成したい人が対象になります。おそらく、そのような人 はプログラマであることが多いと思うので、Rabbitはプログラマ向 けのプレゼンテーションツールといえるかもしれません。
スライドをテキストで作成すると以下のような利点があります。
- バージョンコントロールシステムとの親和性が高い (diffの表示など)
- 使い慣れたテキストエディタで編集できるため、編集作業の効 率がよい
- 単なるテキストなので、専用のスライド表示ソフトウェアを用 いなくても内容を確認できる
一方、GUIの編集インターフェイスを備えたプレゼンテーションツー ル(PowerPointや Keynoteなど)と比較すると、以下のような欠 点があります。
- 見た目を微調整しずらい
- 簡単な図を挿入することが面倒
- 画像作成ソフトを起動して図を作成し、スライドに挿入
RabbitはRDで書かれたテキストだけではなく、PDFを入力としても 受け付けます。つまり、PDFビューアにもなります。
そこで、上記のような編集時の欠点を解決するために、別途PDF出 力ができるソフトウェアでスライドを作成し、Rabbitで表示すると いうことができます。RabbitをPDFビューアとして使うことにより、 Rabbitのユニークで実用的なユーザインターフェイスを使うことが できます。Rabbitの使い勝手に興味がある場合はこの方法を試して みるとよいかもしれません。
Rabbitのユーザインターフェイスに関してはまた別の機会にしてお きます。
まとめ
Rabbitの外面だけを紹介しました。難易度が高いと言われているイ ンストール方法や特徴的なユーザインターフェイスなどについては 触れませんでした。