クリアコードのインターンシップに参加したはやみずさんが主催する(tokyo-emacs #x02)で使った資料を公開しました。
- tokyo-emacsの発表資料一覧ページ(PDF)
- run-test.el(HTML)
現在のところ、まだ、上記の一覧ページには発表者全員の資料が揃っていませんが、おいおい揃っていくでしょう。参加できなかった方は公開された資料で内容を感じてみてください。ただ、当日はデモまじりの発表も多かったため、資料だけでは伝わらない部分もあるでしょう。
(tokyo-emacs #x02) レポまとめから辿れるレポートを読めば、資料からだけではわからないことも垣間見れるでしょう。資料だけ、レポートだけで物足りない場合は、次回は参加してみてはいかがでしょうか。
デモ
発表ではテスト起動を支援するrun-test.elのデモをするという名目でRabbitのデモをしました。
会場にRabbitユーザはほとんどいませんでしたが、Rabbitユーザにとってはよだれものだったはずです。
自動サイズ調整
簡単なデモであればスライドに穴を開けてデモをしますが、今回のようにEmacsでコードを書きながらのデモではスペースが小さくなってしまいます。また、穴を開けるとスライドを参照することができないという問題もあります。
今回のデモではウィンドウのサイズを変えて、縦は最大化・横は200px程度とし、画面左にスライド、右にEmacsという並びにしました。Rabbitは縦横比が変わってもそれっぽくレンダリングするので、今回のような使い方ができます。
Rabbitでデモをするときは、穴を開けるだけではなく、ウィンドウサイズを変えることも検討してみてください。
rabbit-commmand
RabbitにはdRubyなどでRabbitを遠隔操作するrabbit-commandというコマンドが付属しています。また、Emacs上でRabbit用スライドを編集するためのrabbit-modeにはrabbit-commandを利用してスライドを進めるコマンドが用意されています。
今回はスライドに書かれている内容を実際に動かしながらデモを行ったため、スライドの内容を取得できるとタイピングしなくてもよいためとても便利です。そこで、trunkにrabbit-command経由で現在のスライドの内容を取得するコマンドを追加しました。デモでは、EmacsからC-uM-!でrabbit-commandを呼び出すことにより、スライドの内容をEmacsに貼り付けてタイピングの手間を省きました。
もちろん、次のスライドへの移動はrabbit-modeのコマンドを利用しました。
現在のスライドの内容を取得するコマンドは以下の通りです。Rabbitを使った発表でコードを書くようなデモをするときに役立つでしょう。
% rabbit-command --current-slide-rd
まとめ
はやみずさんが、tokyo-emacsはみんなで作るものだ、ということを強調していたのが印象的でした。11月にあるらしい(tokyo-emacs #x03)に参加して、tokyo-emacsを作ってみてください。
Emacsに少しでも関連していれば発表側で参加することもできそうな雰囲気でした。発表側でtokyo-emacsを作るのも面白いかもしれませんよ。