来月2/13(土)に札幌で開催されるLOCAL DEVELOPER DAY '10/WinterでRubyでメールフィルターを作る方法について話します。
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日時
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2010/2/13(土) 12:45〜18:35
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場所
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参加費用
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無料
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参加登録
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必要無し(懇親会は登録が必要)
内容
Rubyでメールフィルターを開発する方法について話します。以下、背景などをまじえてもう少し詳しく説明します。
SendmailやPostfixといったよく使われているメールサーバにはmilterというメールフィルターを追加する仕組みが実装されています。milterを使うことにより、メールサーバに迷惑メール対策機能やウィルスチェック機能、メールアーカイブ機能、添付ファイル自動暗号化機能などを追加することができます。つまり、メールサーバ本体を変更せずに組織のポリシーに合わせたメールシステムを構築することができるということです。
milterという仕組みを使ったメールフィルター1はすでにたくさん開発されているので、既存のものを組み合わせてメールシステムを構築できることも多いです。しかし、組織特有の事情などがある場合は既存のメールフィルターでは対応できないこともあるでしょう。そういった場合、新しくメールフィルターを開発したり既存のメールフィルターを改造して対応できます。
通常、メールフィルターはC言語で開発する必要がありますが、milter managerが提供する機能を利用することによってRubyを使って素早くメールフィルターを開発することができます。
今回は、milter managerの機能を使ってRubyでメールフィルターを開発する方法やデバッグの方法などを紹介します。milterという仕組みを知らない方でもわかるように、milterという仕組みから順を追って説明します。ただし、Rubyについて詳しく説明しないので、Rubyがまったくわからない方には少し厳しいかもしれません。札幌でRubyについて詳しくなりたい方はRuby札幌に参加することをオススメします。
まとめ
来月開催されるLOCAL DEVELOPER DAY '10/Winterで、Rubyを用いてメールフィルターを作る方法について話すので、それを告知しました。
JavaScript(Ext JS)やWebアプリケーションのテスト(Selenium)、ドキュメント指向データベース(MongoDB)、リレーショナルデータベース(PostgreSQL)の話などもあるようです。参加登録も必要ないので、興味のある方はお気軽に参加してみてはいかがでしょうか。
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混乱するかもしれませんが、「milterという仕組みを使ったメールフィルター」もmilterと呼びます。milterといった場合は仕組みよりメールフィルターのことを指すことが多いです。 ↩