今年も肉の日がきましたね。
Ruby/groongaの0.9.0がリリースされました。リリース後すぐにgroongaの新しいバージョン0.1.6がリリースされたため、0.1.6に対応した0.9.1がすぐにリリースされました。gemで自動インストールされるgroongaのバージョンが0.1.6になっているだけで、Ruby/groongaの機能は変わっていません。
いつも通り、以下のコマンドでインストールできます。システムにgroongaがインストールされていない場合は自動でダウンロードしてインストールします。
% sudo gem install groonga
全文検索エンジンgroongaの特徴はgroongaのドキュメントを参照してください。
0.9.x
前のリリースでは0.0.7だったバージョン番号が一気に0.9.1まであがっています。バージョン番号から想像できる通り、初のメジャーリリース1.0.0を意識しはじめたということです。
0.9.x系列では1.0.0に向けて以下の2点を重点的に開発していきます。
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より使いやすいAPIの提供
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高速化
APIを改良するため、以前のバージョンとは互換性が壊れることがありますが、今後より便利にRuby/groongaを使うために、今のうちに積極的に改良していく予定です。使ってみて、「ここがこうなっていたらもっと使いやすい」、「こういうAPIがあると便利」などという意見があったらぜひお知らせください。
Groonga::Context.default#[]
のショートカットとしてGroonga.[]
を導入するなど、もうすでに便利なAPIの追加は始まっています。
現在のRuby/groongaにはまだ高速化の余地があります。あまり意識せずにスクリプトを書いてもなるべく高速に動作するようにライブラリ側でできることはなるべくライブラリ側で頑張る方向で開発していく予定です。ユーザが使いやすくなるように処理系が頑張るというのはRuby本体と同じ方向です。
まとめ
今年も年に一度の肉の日がきました。
Ruby/groonga 0.9.1がリリースされています。Rubyで全文検索システムを構築したい場合はRuby/groongaも検討してみてはいかがでしょうか。今のうちに改善案をだしておけばメジャーリリース時にはそれが反映されてより便利に高速な全文検索システムを構築できるようになるかもしれません。