2016年9月1日に「Speee Cafe Meetup #02」という「OSS開発」をテーマにした勉強会がSpeee Loungeで開催されました。
この勉強会で「OSS開発者を増やしたい!」という話をしてきました。
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この話では「独自にOSSを開発する」だけでなく「既存のOSSの開発」(たとえばバグレポートとか問題修正とか)も含んで「OSS開発」と言っています。
話の流れは次の通りです。
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「個人」がOSSを開発する動機は「自分が割に合うか」でよい
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OSSを開発したことがない人は「OSSを開発する」こと自体の敷居が高いので「割に合う」と判断しにくい
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OSS Gateという「OSS開発をする敷居を下げる」取り組みがあるので活用するとよい
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「個人」ではなく「組織」で「OSSを開発する」ことに取り組むにはどうすればよいか
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まず、(多くの)組織にとって「OSSを開発する」ことは「目的」ではなく「手段」であることを認識する
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「目的」は技術力アップ・開発効率アップ・知名度アップなどである
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「OSSを開発する」ことで↑の目的を実現できることがある
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そのため、組織でOSSを開発することに取り組む場合は「みんなでOSSを開発しよう!」と「OSS開発すること自体を目的」にするのではなく、「(↑で挙げたような)メリットを実現するためにOSSを開発するというやり方を使おう」という取り組み方の方が現実的である
- そうしないと、OSSを開発したけど技術力アップ・開発効率アップ・知名度アップなどにつながらなかったら「なんでOSSを開発しているんだろう…やめよう…」となってしまう
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なお、クリアコードは組織がOSS開発に取り組むことを支援するOSS開発支援サービスを提供しています。組織としてOSS開発に取り組みたいと検討している方はご相談ください。なにを期待してOSS開発に取り組みたいかを明確にするところからのサポートにも対応します。