クリアコードに入社して5ヶ月経過した橋田です。
今回は、私が入社した経緯と、クリアコードで働いていて思ったことをご紹介します。
クリアコードは現在一緒に働く人を募集しているので、クリアコードで働いてみたいと考えている方に少しでも参考になればと思います。
フリーソフトウェアとの関わり
社会人になってからクリアコードに入社するまでの約9年間は、プロプライエタリなソフトウェアの開発に従事しており、フリーソフトウェアはただ無償で使う側であることがほとんどでした。
そんな中、前職で開発していたソフトウェアがGroongaを利用していて、お金を出してクリアコードにGroongaサポートをお願いしていました。
最初はクリアコードに頼りきりだったのですが、クリアコードとやりとりをする中でGroongaに関する知見も深まっていき、「自分も開発者の端くれで、ソースコードは公開されているのだから、少しは動作確認や修正ができるはずだ」と考え、徐々にGroongaのソースコードを読み、デバッグをするようになっていきました。
そうして半ば業務の一環としてGroongaにバグ修正のパッチを提供したのが、フリーソフトウェアに開発者として関わるようになったきっかけでした。
応募動機
前職では東京で自社開発ソフトウェアの開発業務に従事していましたが、私生活の変化から沖縄への移住を検討していました。 拠点近くでのリモートワークは可能だったのですが、沖縄近くに拠点がないため、転職を考えていました。
転職活動の候補としてクリアコードを受けて説明会を実施して貰ったのですが、フルリモートワークが可能で、沖縄移住も可という点に惹かれて転職先として強く興味を持ちました。 フリーソフトウェアの推進という理念や、それに付随する成果を公開できるといった開発者としてのメリット、また取引先としてやりとりをしていたので、どのような人達が働いているのか知っていたという点も大きかったのですが、上記の経緯から一番惹かれたのはフルリモートであるという点でした。
パッチ採用
説明会を受けてから検討の結果、パッチ採用プロセスに進むことに決めました。題材としては、元々Groongaをユーザーとして使用していたこともあり、Groongaで使いたい新機能の追加を行いました。
パッチ採用プロセスに関しては、以下のような印象を抱きました。
- プロセスに関して
- パッチ採用プロセスは、応募者とクリアコードが一緒にフリーソフトウェアを開発しながら、相互に今後やっていけそうか判断していくプロセスです。個人的には採用面接が苦手なので、普段の業務の延長で進められるという意味でもパッチ採用プロセスは相性が良かったと思います。
- 作業時間について
- まだ前職在職中だったため、終業後や休みの日に作業を行っていました。普段の業務とは別に開発を行うことになるので、やはり負担は大きめでした。
- 業務内容があっているか確認できる
- 英語が苦手なので、日常的に英語で作業ができるか不安でした。しかし、パッチ採用プロセスを進める中で、そこまで流暢に英語を扱えなくても問題ないだろう、なので今後も続けていくことが出来るだろう、と判断できました。このように業務内容が自分にあっているのかどうか判断するのにも有用な採用プロセスだったと思います。
パッチ採用プロセスの結果、オファーを頂き、無事入社することができました。
入社
他の方の記事 1 2 と重複してしまう部分も多いですが、入社後、開発者として働いていて特徴的だと感じたことをまとめました。
ワークライフバランスを取りやすい環境
フルリモートで沖縄から作業ができており、また休みも取りやすいなど、ワークライフバランスを取りやすく、働きやすい環境が整っていると思います。
少人数の会社なので休みが取りにくいかもと考えていたのですが、そんなことはなく、各人サポートし合いながら上手く休みを取得しています。
成果を公開する
成果はフリーソフトウェアとして公開するので、クリアコードとお客さんだけでなく、第三者(社会全体)にも成果を提供することが出来ます。 例えばあるお客さんに依頼されて追加した機能を他のユーザーが使うことができますし、問題点などの指摘もして貰いやすいです。
また、単に成果物を公開するというだけではなく、業務をする上で得た知見もククログなどを通じて積極的に公開しています。 クリアコードはサポート業務もしているので、非公開のままの方がサポート問い合わせに繋がり、利益に繋がりそうな知識もありますが、そのようなものでも公開しています。 例えばGoongaのクエリーチューニングの方法の記事です。
これは以下の理由によります。
- フリーソフトウェアの情報を公開することでフリーソフトウェアのユーザーが増えてフリーソフトウェアの推進につながりそう
- ノウハウや技術力を公開することで、新しいお客さんが興味を持ってサポート契約をしてくれそう
このように、成果を可能な限り公開しつつ、如何にお客さんにもメリットがある提案を出来るかがクリアコードで重要な部分です。
お客さんと直接関わる機会が多い
前職ではお客さんとのやりとりは営業担当やサポートデスクを通じて行われ、開発者は社内の人とのやりとりがほとんどでしたが、クリアコードでは基本的に開発者が直接お客さんとやりとりしています。
その分コミュニケーションに苦労する部分がありますが、お客さんの話を直接聞くことができ、よりニーズに沿った機能を開発しやすくなったと感じています。
対外向けの発表、イベント参加の機会が多い
クリアコードではフリーソフトウェアを推進するため、イベントなどでの対外的な発表も業務で行っており、イベントに登壇される方も多いです。
私はまだイベントでの登壇経験はありませんが、OSS Gateへの参加や、定期的には配信しているGroongaのリリース自慢会とグルカイ!への参加など、前職と比較してイベント参加や発信する機会が格段に増えました。
アウトプットをする機会が欲しい方には絶好の環境なのではないかと思います。
まとめ
私が入社した経緯や、5ヶ月間クリアコードで働いていて思ったことをご紹介しました。
クリアコードに興味がある方にとって少しでも参考になれば幸いです。
もし、この記事を読んでクリアコードに興味が出たら、ぜひ会社説明会に申し込んでみてください!