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Debianで医用画像を閲覧するためのアプリケーション三選
はじめに
最近骨折を経験した林です。 病院を紹介してもらうときに、紹介状とともに医用画像を含むメディア(CD-ROM)を渡されることがあります。 メディアには医用画像を閲覧するための専用のビューワーが付属していたりしますが、そのビューワーがWindowsでのみ動作するアプリケーションだったりするとそのままではDebianで閲覧できません。 そこで、今回はDebianでこのような医用画像(いわゆるDICOMと呼ばれるフォーマットのもの)を閲覧する方法をいくつか紹介します。
グループポリシーでエンタープライズの証明書を配布した場合、IE(Edge)では閲覧できるページがFirefoxではエラーで閲覧できない場合があります
Firefox ESR52以降のバージョンは、security.enterprise_roots.enabled
をtrue
に設定しておく事で、Active Directoryのグループポリシー機能を使って配布された証明書をFirefoxに自動的にインポートできます 1。また、Firefox ESR60ではグループポリシー経由である程度の設定の制御も行えるようになりました。以前のバージョンのFirefoxでは証明書のインポートや管理者による設定の制御にはCCK2や独自形式の設定ファイルなどを別途用意する必要がありましたが、Firefox ESR52以降では設定も証明書の管理もActive Directoryのグループポリシーに一元化できるようになったという事で、Internet Explorer(およびその後継ブラウザであるEdge)をメインで運用しつつFirefoxも併用するという使い方をしやすくなってきていると言えます。
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なお、この機能はActive Directoryを運用していない環境でも、Windowsのレジストリを編集することで動作の検証が可能です。 ↩
fcitx-mozcの入力モードを外部プロセスから制御する
はじめに
何年か前に、とある案件で「fcitx-mozcの入力モードを自分のアプリケーションから制御したい」というご要望をお客様から承りました。そのときに、fcitx-dbus-statusというFcitx用アドオンを実装して、このご要望にお応えしました。
ibus-daemonの--mem-profileオプションは非推奨になりました
はじめに
IBusの1.5.19からは、ibus-daemon
の--mem-profile
オプションは非推奨になりました。
今回はその経緯について紹介します。
不具合をフィードバックする時に、不具合の様子を動画で説明する
一般的に、バグ報告は「再現手順」「期待される結果」「実際の結果」をセットで説明する事が望ましいと言われます。報告をする側にとっては自明の事でも、報告を受ける側にとってはそうではないという事は多々あり、そういった情報を過不足なく伝えるための指針と言えるでしょう。
IBus の最新版を使って問題の切り分けを行うには
mozregressionを使って、いつFirefoxの機能が壊れたのかを調べる
見つけた不具合をFirefoxにフィードバックする時には、それが後退バグである場合、いつの時点から不具合が発生するようになったのかという情報を書き添えておく事が大事です。この記事では、Firefoxの後退バグの発生時期を割り出す事を支援するツールであるmozregressionの使い方を解説します。
MozReviewでのFirefoxへのパッチ投稿方法
(2019年4月12日追記) この記事で解説しているMozReviewは既に廃止されており、代わりにPhabricatorというツールを使うようになっています。この記事自体は歴史的文書として残していますが、パッチを新たに投稿したいという場合にはPhabricatorの解説を参照して下さい。