Fluentd(3)
Fluentd v1.16.0 と v1.16.1 をリリースしました!
こんにちは。最近Fluentdのメンテナーになった福田です。
2023年4月17日にFluentdの最新版となる v1.16.1 をリリースしました。 2023年3月29日にリリースした v1.16.0 と合わせて、その内容をメンテナーの観点から解説します。
なお v1.16.0 では設定次第でFluentdが起動に失敗するという問題があるので、 v1.16.1 をご利用ください。
Fluentd v1.15.2 と v1.15.3 のリリースについて
OpenSSL脆弱性のtd-agentへの影響について(CVE-2022-3602・CVE-2022-3786)
2022年11月1日深夜にOpenSSLの深刻な脆弱性に関するアドバイザリが公表されました。 2014年のHeartbleedに匹敵する可能性があるとして大きなニュースになっています1
- OpenSSL Security Advisory [01 November 2022]
- CVE-2022-3786 and CVE-2022-3602: X.509 Email Address Buffer Overflows
Fluentdの配布パッケージであるtd-agentでは、OpenSSLライブラリを同梱して配布しています。 このため、td-agentが今回の脆弱性の影響を受けているか、アップデートが必要か、について 懸念を覚えている運用担当者の方も少なくないと思います。
世間的な関心が高く、またtd-agentには日本語圏のユーザーも非常に多いことを踏まえ、 以下、td-agentへの影響の要点について日本語のFAQ形式でお伝えいたします。
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当初はCRITICALなバグとして事前のアナウンスがありましたが、その後の様々なプロジェクトの検証結果を踏まえ、 最終的にSeverity=HIGHの脆弱性として公表されました。 ↩
RubyKaigi2022でRuby3とFluentdの講演をしてきました #rubykaigi2022
2022年9月8〜10日に開催されたRubyKaigi 2022に講演者として参加してきました。
この記事では、カンファレンスに参加して印象に残った講演や出来事について書きます。
#Fluentd トラブル相談 3 - Windows版のtd-agent 4でメモリリークが発生する
第3回目、久しぶりのFluentdトラブル相談のご紹介です。 今回は「Windows版のtd-agent v4で使用メモリが右肩上がりに上昇していく」という事例です。
Fluentd v1.15.1リリース -- プラグイン共通の排他機能の追加
2022年7月27日にFluentdの最新版となるv1.15.1をリリースしました。
クリアコードはFluentdの開発に参加し、リリースを含めたメンテナンス作業を行っています。
v1.15.1では、out_file
に関する修正を行いましたが、それに伴い共通機能として排他機能を追加しました。
この新機能を利用頂くことで、Outputプラグインをマルチワーカーに簡単に対応させられるようになりました。
今回は、この修正について詳しくご紹介します。
Fluentd v1.15.0リリース -- YAML形式サポートなどの新機能とin_tailの不具合修正
2022年6月29日にFluentdの最新版となるv1.15.0をリリースしました。
クリアコードはFluentdの開発に参加し、リリースを含めたメンテナンス作業を行っています。
今回はv1.15.0で追加された新機能を中心に紹介します。
Fluentd v1.14.6リリース -- リトライの修正と細かな動作改善
2022年3月31日にFluentdの最新版となるv1.14.6をリリースしました。
クリアコードはFluentdの開発に参加し、リリースを含めたメンテナンス作業を行っています。
今回はv1.14.6のリリースについて、主なポイントを紹介します。
OSSを継続的にメンテナンスしていく仕組みづくり – Fluentdの事例とその最新情報についてOSC 2022 Online Springで発表しました
林です。
2022年3月11日・12日に開催されたOpen Source Conference 2022 Online Springにおいて、「OSSを継続的にメンテナンスしていく仕組みづくり – Fluentdの事例とその最新情報」と題した発表を行いました。 二日目のD会場にて実施した発表内容を紹介します。
Fluentd v1.14.5リリース -- ndjson形式対応と細かな動作改善
2022年2月9日にFluentdの最新版となるv1.14.5をリリースしました。
クリアコードはFluentdの開発に参加し、リリースを含めたメンテナンス作業を行っています。
今回はv1.14.5のリリースについて、主なポイントを紹介します。