Mozilla(4)
Firefox ESR68の法人ユーザーは、Firefox ESR78にどう備えるべきか?
来たる6月30日、Firefox ESR78がいよいよ正式にリリースされます(予定)。ESR版としてや1年ぶりのメジャーアップデートです。現時点で既に(ESR版ではなく一般向けの)ベータ版が利用可能になっているため、そろそろ検証を始められている情シス担当の方も増えてきているのではないでしょうか。
設定変更時にのみ起こる問題の、原因となっている設定項目を特定する
FirefoxやThunderbirdは、MCD(別名:AutoConfig)やポリシー設定を使ってある程度の設定を集中管理できます。集中管理可能な設定項目の情報は当社のサポート業務で把握している頻出設定の一覧やMozilla公式のポリシーテンプレートの説明などで調べることができ、実際の運用では、これらの資料で得た情報に基づいて書き上げた設定ファイルをFirefox(Thunderbird)に読み込ませることになります。
Firefox 74以降でのアドオンのサイドローディングの代替
Mozillaの公式なアナウンスにある通り、Firefox 74以降のバージョンではアドオンの「サイドローディング」ができなくなりました。この変更は次のESR版であるESR78にも影響するので、主に企業ユーザー向けの情報として、対策・代替運用の情報をご紹介します。
Gecko Embedded 68ESR対応
はじめに
クリアコードでは Gecko(Firefox)を組み込み機器向けに移植する取り組みを行っています。 ククログ記事を長らく書いていませんでしたが、68ESRに移植する取り組みを行っていましたので、紹介します。
Firefoxでデフォルト有効化されるかもしれないDNS over HTTPSへの企業での対応について
昨日、Firefoxの米国エリアユーザーに対して段階的に「DNS over HTTPS」の有効化が反映されていくことになった、という話がニュースになっていました。
FirefoxでInternet Explorerのwindow.open()周りの挙動を再現する
日本におけるFirefoxの法人利用の代表的なニーズは「Internet Explorer向けに作られた古いWebベースの社内システムがあるためにIEを捨てられず、社外のWebを見に行くためにFirefoxを使いたい」というものです。しかし、それとは逆のパターンとして、「IE向けに作られたWebベースのシステムをFirefoxで使いたい」という場面もあります。後者の場合にはIEとFirefoxの細かな挙動の違いが問題となることがあり、window.open()
でウィンドウを開くときの挙動の違いもその一つです。
フリーソフトウェアの法人向けサポートの一環で行った開発元へのフィードバックの事例紹介
当社の法人向けサポートサービスでは、企業のお客様がフリーソフトウェアを使われていて遭遇されたトラブルの解決や原因究明、文書化されていない技術情報の調査などを有償にて行っています。「特殊な労働力を提供してお客様の役に立ち、その対価としてお金を頂く」ということで、ビジネスモデルとしてはシンプルです。
Firefox ESR60からESR68に移行するには
2019年7月9日に、Firefox ESR (Extended Support Release) の最新バージョンとなるFirefox 68.0esrがリリースされました。
Firefoxのトラブルシューティング:Firefox 67以降のバージョンを起動すると意図せず別プロファイルが作られてしまう
2019年8月29日追記:この問題はFirefox 69以降およびFirefox ESR68.1.0以降では修正済みです。本稿はFirefox 67~68.0.x(ESR含む)に特有の現象についての解説となります。