ククログ
WebExtensionsでの裏技的な「スクリプトを後から注入」用法が使えなくなった件
結城です。
Firefox 149での開発者向けの変更点情報に記載されたトピックの1つに、拡張機能内のリソース(URLがmoz-extension://~となる物)を読み込んだタブへのスクリプトの動的な注入操作の廃止があります。
この変更は現在は開発版でのみ有効化されており、Firefox 152以降でリリース版でも有効化される旨が決定しています。
今のところは隠し設定を切り替えれば従来の動作に戻せます1が、いずれはこの隠し設定も廃止されて、拡張機能内のリソースに対してはスクリプトの動的な注入操作が恒久的に不可能になるはずです。
筆者が開発している拡張機能「Tree Style Tab(TST)」や、そこで使用しているライブラリーを共用している当社製の他の拡張機能でも、一部の機能が動かなくなる影響が出ていたため、この2ヵ月ほどの間に対応のための改修を行いました。 この記事では、「そもそも、それらの拡張機能ではなぜスクリプトの動的な注入を行っていたのか」「なぜスクリプトの動的な注入が禁止されるようになったのか」「変化に拡張機能側でどのように対応したのか」を解説します。
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extensions.webextensions.allow_executeScript_in_moz_extensionをabout:configなどを用いてtrueに変更します。 ↩
RubyKaigi 2026 - Pure Ruby Apache Arrow reader/writer #rubykaigi
RubyKaigi 2026でPure Ruby Apache Arrow reader/writerという話をした須藤です。
事前情報:RubyKaigi 2026 - Pure Ruby Apache Arrow reader/writer #rubykaigi
RubyKaigi 2026でPure Ruby Apache Arrow reader/writerという話をする須藤です。RubyKaigi 2026での私の話をより理解できるようになるために簡単に内容を紹介します。
なお、クリアコードはシルバースポンサーとしてRubyKaigi 2026を応援しています。
LTS版 Fluent Package v6.0.3をリリース
2026年3月27日にLTS版 Fluent Package v6.0.3をリリースしました。
本記事では、Fluent Package v6.0.3の変更内容を紹介します。
Fluentd公式サイトをより継続的なメンテナンスしやすいしくみへ - HerokuからNetlifyという決断
Fluentdの公式サイトは www.fluentd.org ですが、 2026年2月20日にそれまでサイトをホスティングしていたHerokuから、Netlifyへと移行しました。
サイトのコンテンツの見栄えにほぼ影響ないように作業をすすめたので、移転していることに気づかなかった人も多いと思います。 今回は移行の背景等を記録として紹介します。
RubyKaigi 2026 2日目にアンドパッドさんとコード懇親会を開催するよ! #rubykaigi #codeparty
RubyKaigi 2026の2日目の夜にアンドパッドさんが開催するコード懇親会のお手伝いをする須藤です。
2026年4月6日の10:00から参加登録できるので、「コードで懇親?楽しそう!」と思うRubyKaigi 2026参加者は登録してね。
Rerun(rerun.io)を試してみたよ!時系列データがいい感じに可視化できるよ!
WindowsのUIオートメーションツールの使用方法の紹介(プロキシーの認証情報の自動入力ツールの事例)
Windows環境で開発をしている橋田です。
パスワード付きのプロキシーを設定していると、ネットワークアクセスの際にプロキシーの認証情報(ユーザー名/パスワード)を求められます。 Microsoft EdgeとGoogle Chromeを利用しているお客様から、ブラウザ使用中にプロキシーの認証情報入力ダイアログが表示された際に、認証情報を自動で入力したいという要望をいただきました。今回、この要望に応えるため、WindowsのUIオートメーションツールを使用して、Microsoft EdgeとGoogle Chromeのプロキシーの認証情報入力ダイアログに認証情報を自動で入力するツールを開発しました。
開発したツールはProxyDialogAutoFillerという名前でOSSとして公開しています。
この開発事例を元に、WindowsのUIオートメーションツールの基本的な使い方を紹介します。
OutlookのOfficeアドイン版アドインの開発
Outlookのアドインの開発をしている橋田です。
クリアコードではTypicalReplyという、以下のような機能を提供するOutlookアドインを提供しています。
- 受信したメールに定型の内容の返信メールを作成するボタンを追加する
- 例: 「通報」ボタンを押すと以下の内容の返信メールを作成する
- 件名: 迷惑メールの通報
- 宛先: 社内のシステム管理部門
- 元のメールを添付
- 例: 「通報」ボタンを押すと以下の内容の返信メールを作成する
- ボタンの設定を組織単位で集中管理する
TypicalReplyはVSTOというフレームワーク上で開発されていました。VSTOアドインはクラシックOutlookでのみ動作し、新しいOutlookでは動作しません。 今回、お客様から新しいOutlookでもTypicalReplyを使用したいという要望を頂き、新しいOutlookでも動作するTypicalReplyを新規開発しました。 新しいOutlookで動作するアドインを作成するためには、Officeアドインプラットフォームでアドインを作成する必要があります。
今回は、この開発事例を元に、OfficeアドインでのOutlookのアドイン開発の流れを紹介します。
Webアプリ型業務システムで、手詰まりになった問題をEdge拡張機能とUIオートメーションの合わせ技で解決した事例
結城です。
当社が受託開発を行う際には、なるべく「筋が良い」設計でソフトウェアを実装したり、仕様に問題がある場合は「筋が良い」仕様になるようご提案したりといった要領で、可能な限り技術的に「筋が良い」解決方法を取るように努めています。 技術的な制約によって理想的な解決の仕方ができない場合でも、当社では様々な可能性を探り、ご相談を頂いた時点では想定されていなかった方法で問題を解決します。
本記事で取り扱うEdge拡張機能の開発事例も、その一つです。 本事例では、「Webブラウザー・Edgeの仕様にない挙動を実現したい」という、通常であれば技術的に不可能と思われるご要望を、その背景にあった事情まで遡ってヒアリングして、無事解決まで導くことができました。 この記事では、当社が本事例でどのように問題を解きほぐして解決したのかをご紹介したいと思います。