ククログ(2)
フリーソフトウェアとともに歩む
クリアコードに入社してから早くも7ヶ月が経ちました。児玉です。本記事では、私がクリアコードに入社した経緯や、働く中で感じたことについてお話しします。 とくにクリアコードが理念としている「フリーソフトウェアとビジネスの両立」やクリアコードの開発スタイルである「問題を見つけたらupstreamで直す」に関して実体験を添えながらお話しします。
現在、クリアコードでは、一緒に働く仲間を募集しています。少しでもクリアコードの仕事に興味を持っていただけたら幸いです!
REMOTE_USERを使ってRedmineで自動ログイン
数カ月ぶりにRedmineのプラグインを開発した阿部です。
「Redmine Plugin Auth Remote User」を開発しました。
これはREMOTE_USER
(X-Forwarded-User
)をRedmineのログインIDと見なして自動ログインするプラグインです。
いわゆるシングルサインオン(SSO: Single Sign On)ができるようになるプラグインです。
本記事ではそのプラグインの紹介と実装のポイントを説明します。
Windows認証でRedmineに自動ログイン
RedmineでSSOしたい阿部です。
IISでリバースプロキシができて、REMOTE_USERを使ってRedmineで自動ログインができるとなれば、IISでWinodws認証をして、そのユーザ情報(REMOTE_USER
)でRedmineに自動ログインしたくなります。
しかし、課題がありIISでリバースプロキシをするとうまくいきません。
本記事ではIISでリバースプロキシをするとうまくいかない理由を簡単に説明し、どのようにしたらその課題を打開できるのかを説明します。 具体的にはPHPでリバースプロキシ相当の処理をさせて課題を打開する方法を説明します。
オンボーディングがうまくいく2つのコツ
Fluentdの最新動向について発表しました: 【GOJAS Meetup-24】SplunkケーススタディVol.8 #gojas_jp
こんにちは。データ収集ツールFluentdのメンテナーの福田です。
2024年9月19日に開催された【GOJAS Meetup-24】SplunkケーススタディVol.8において、 「データ収集ツール Fluentdの最新動向 With Splunk」というタイトルで発表(LT)しました。
Fluentdから見て、統合ログ管理プラットフォームであるSplunkは親和性が高く、Splunkと連携するためのプラグインもいくつかあります。 しかしその一方で、最近はSplunk関連のプラグイン開発が停滞しがちであるという課題があります。
今回は本イベントに参加して、主にSplunkのデータの前処理事情について勉強しつつ、 懇親会のLTでFluentdの最新動向やSplunk関連の開発におけるFluentdの課題について発表をしてきました。
本記事では、私の発表内容とSplunkのデータの前処理事情について勉強したことについて紹介します。
IISでリバースプロキシ
普段はLinux + Apache or nginxの阿部です。
Windowsは個人PCでもサーバでも素人です。 そんな私がWindowsサーバでIISを動かし、リバースプロキシの設定をしたので、そのまとめです。 (「IISでリバースプロキシの設定をする」に焦点を当てるため、IISのインストールには触れません。)
IISでリバースプロキシの設定したい方の参考になると思います。
GroongaのDebianパッケージをビルドする仕組み
GroongaのDebianパッケージについてお勉強中の児玉です。
Groongaでは、Debian向けのパッケージを作成し、そのメンテナンスを行っています。 その中で、「GroongaのDebianパッケージはどのようにビルドされているのだろう?」と気になったので、少し深掘りしてみました。 今回は、Debianパッケージの全体的なビルドフローの詳細には触れず、GroongaのDebianパッケージをメンテナンスする過程で学んだこと、 そして理解しておくべき重要なポイントに絞って紹介します。
より詳しい情報を知りたい方は、Groongaのdebian/を眺めてみる会をぜひご覧ください。 Debian Developerである林さんが詳細に解説しており、非常に参考になります。 この記事内でも関連する動画へのリンクを随時ご紹介しますので併せてご活用ください。
OSS開発に参加する方法
こんにちは。7月にクリアコードに入社した藤田です。
クリアコードでは「フリーソフトウェアで稼ぐ」という理念をもとに、さまざまな活動がオープンになっており、 OSS開発もその一環です。
私が所属するチームは、Fluentdという拡張性の高いOSSのログ収集ソフトウェアを扱っています。 クリアコードに入社するとともに、新たなOSSに挑戦しております。
そこで、この記事では私なりのOSSに参加する方法についてご紹介したいと思います。 この内容に沿って作業されると、すぐにPull Requestを作成することができるかと思います。 それを足がかりにより大きな課題へ挑戦してみてください。
Fluentdを安全にバージョンアップしよう(td-agent -> Fluent Package)
こんにちは。データ収集ツールFluentdのメンテナーの福田です。
Fluentdのパッケージとして有名だったtd-agent v4が2023年12月31日にEOLとなり、 その後継パッケージとしてFluent Package(fluent-package) v5をリリースしています。
Fluent Packageでは多くのバグ修正や脆弱性対応が入っているので、 ぜひ最新版にアップデートをしていただきたいですが、 互換性は大丈夫なのか、アップデート前後でデータの収集はどうなるのか、 といった不安もあるかと思います。
本記事では、Fluentdを安全にアップデートするためのポイントを紹介します。
GroongaでANN検索(HNSWアルゴリズム)への道1: USearchに入門する準備
USearchに入門中の阿部です。
何のために入門しているかというとGroongaでHNSWアルゴリズムのANN検索をするためです。 そのためにUSearchを活用しようという魂胆です。
Groonga開発者に聞け!(グルカイ!)第70回とGroonga開発者に聞け!(グルカイ!)第71回でより詳しい全体像を説明をしているので合わせてご覧ください。
この数行の中にも専門用語が何個か登場しました。用語がわからないことには何も始まらないので、用語のとても簡単な説明とUSearchに入門するためにやったことのまとめ記事です。
理解が深まったタイミングなど、区切りごとに記事にしていくので乞うご期待!