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OSS Gateワークショップ2016-01-30開催のおしらせ

2015年10月に「OSS Gate」という取り組みを開始しました。

OSS Gateとは「OSS開発に参加する人を増やす取り組み」です。OSS開発に参加する人を増やすためにOSS Gateでは次の知見をベースにしています。

  • OSS開発に未参加の人は参加方法がわからないだけであり、参加方法がわかればOSS開発に参加できる

この知見を活かしたワークショップを2016年1月30日(土)に開催します。それがOSS Gateワークショップ2016-01-30です。

以下、ワークショップについて説明するので、次の項目に該当する方はぜひお申し込みください。また、まわりに該当する方がいる人はぜひこのワークショップを教えてあげてください。

  • OSSの開発に参加したいけどまだ参加したことがない

  • OSSの開発に参加したことはあるけどまだ自信がない

  • すでにOSSの開発に参加していて↑のような人たちをサポートしたい

ワークショップの内容

このワークショップは「OSSの開発に参加する」を実際に体験するワークショップです。実際に体験することで「OSSの開発に参加する方法」がわかり、その後はワークショップ形式でのサポートがなくてもOSSの開発に参加できるようになる、という流れを目指しています。

そのために、次のような流れで実際にOSSの開発に参加します。

  1. 開発対象のOSSを1つ決める

  2. ↑をREADMEなどのドキュメントを参照しながら実際に動かしてみる

  3. 多くの場合、↑の作業の中でうまくいかないところ・わかりにくいところがあるので、それを開発対象のOSSにフィードバックする

短くまとめると「ユーザーとして使って気になったところをフィードバック」です。

OSSの開発に参加していない人でもユーザーとしては使っています。それに「気になったところをフィードバック」というアクションを加えているだけです。

いつもならうまく動かなかったときに「Twitterにつぶやく」としているところを、「それOSSの開発に参加するチャンスだよ!こうやればいいんだよ!」と一緒にやってみる、ということです。

さらに、開発対象のOSSには参加者をサポートする人(メンター)が開発に参加しているOSSを選びます。開発に参加している人がその場にいるので「こんなフィードバックで大丈夫かな。。。」と心配な人でも安心です。「大丈夫だよ!」と後押ししてくれます。

どうですか?今までOSSの開発に参加したことがなくてもこのワークショップでOSSの開発に参加できそうな気がしてきませんか?

なお、自分はこのOSSの開発に参加したい!という人はそのOSSを開発対象のOSSにしたり、時間が余った人はフィードバックするだけではなく改善案をパッチにしよう、既存のバグ報告が自分の環境でも再現するか確認してフィードバックしよう、など参加者にあわせてこの内容をカスタマイズする予定です。そのため、OSSの開発に参加したことはあるけどまだ自信はない、という方もお待ちしています。

メンター募集

このワークショップではOSSの開発に参加したい人をサポートする人「メンター」も募集しています。OSSの開発に参加する人を増やしたい人はぜひ協力してください。

ワークショップの内容は前述の通り簡単なものです。「やってみようよ!難しくないから!」を体験するためだからです。そのため、メンターはすごいスキルや経験がある必要はありません。OSSの開発に参加した経験があれば大丈夫です。

ワークショップでのメンターの役割は「一緒にやってくれる人」です。「こういうときはこうするのが正解だ」というような完璧な答えを参加者に教えることは求めていません。OSSはさまざまなので完璧な答えなんてありませんし。

そうではなく、参加者がはじめてのフィードバックをしていて不安なときに一緒に作業してください。そのとき、「自分はこう考えてこうやっているよ」とか「自分がフィードバックをもらうときはこうだとうれしいんだよね」とか伝えながら一緒に作業してください。経験者の考えや受け取る側の考えは不安を軽減することに役立つはずです。

なお、メンターは自分がまだ開発に参加していないOSSでもサポートできるのかと不安になる必要はありません。このワークショップは、まだどのOSSの開発にも参加していない人に「難しくないよ!やってみようよ!」ということを体験してもらうワークショップです。メンターの人だって大丈夫です。「難しくないよ!やってみようよ!」

開催の背景

このワークショップを開催する背景についても少し触れておきます。

2015年10月に「OSS Gate」という取り組みを開始したあと、賛同してくれた人たちで、この取り組みで成果をだすにはどうしたらよいかということを話し合いました。それが2015年12月15日に開催したOSS Gate を立ち上げようというイベントです。このときの内容はGitHubのoss-gate/meetupリポジトリーの2015-12-15/ディレクトリー以下に記録してあります。

この話し合いには、OSS GateをはじめるきっかけとなったOSS Hack 4 BeginnersOSS Hack Weekendというイベントに参加していない人も多数いました。イベントに参加していない人たちにはOSS Gateがベースとしている「OSS開発に未参加の人は参加方法がわからないだけであり、参加方法がわかればOSS開発に参加できる」という知見がまだ実感としてピンときていないようでした。そのため、一度、OSS Hack 4 Beginners・OSS Hack Weekend相当のイベントを体験することにしました。知見がピンときていれば、話し合いで考えたアイディアをよりうまく実現したり、新しいもっとよいアイディアを思いつくなど今後のOSS Gateの活動にプラスに作用しそうだからです。

これが今回のワークショップを実施することにした背景です。

参加者にとっては「OSSの開発に参加するきっかけ」となるためのワークショップですが、OSS Gateを推進する人たちにとっては「これからOSS Gateをうまく進めるためのフィードバックを得る機会」としてのワークショップでもあります。

OSS Gateに賛同してくれる方で都合のあう方はぜひご参加ください。そして、このワークショップで得たフィードバックを今後の活動に活かしていきましょう。

まとめ

「OSS開発に参加する人を増やす取り組み」であるOSS Gateの1回目のワークショップ開催について告知しました。参加者・メンターともに募集しています。以下のイベントページから応募してください。

まわりに興味のありそうな人を知っている人はぜひ教えてあげてください。