クリアコードでは4月からインターンシップを実施します。インターン募集は今日から開始しました。4年ぶりのインターンシップということで、内容も大きく見直しました。そこで、今回は4月から実施するインターンシップの特徴を紹介します。
題材はフリーソフトウェア
クリアコードはフリーソフトウェアに貢献することを会社の目的のひとつとしています。業務ではフリーソフトウェアを開発する機会が多く、クリアコードの開発スタイルはフリーソフトウェア開発を通して形成されたものです。そこで、インターンシップでは、インターンとクリアコードの開発者が一緒にフリーソフトウェアを開発します。フリーソフトウェアを題材とすることで、クリアコードはフリーソフトウェアに貢献するという会社の目的を達せられます。また、インターンにとってはクリアコードの開発スタイルを学ぶ機会となります。他にもフリーソフトウェアならではの利点があります。詳しくは2009年のインターンシップ制度の趣旨を御覧ください。
参加しやすく
インターンシップの応募条件は以下の3点です。
- プログラミングが好きであること
- フリーソフトウェアに関心があること
- 16歳以上であること(学生、社会人、休職中などは問わない)
この条件を満たした人がインターンに応募しやすくなるよう、時間や作業場所の制約を極力少なくしています。例えば、スケジュールはインターンの都合にあわせて設定し、自宅などリモートでも作業できるようにしています。
クリアコードのノウハウを活用
クリアコードが培ってきたノウハウをインターンシップでも活用します。例えば、1ヶ月の報告会というミーティングを実施します。クリアコードでは、新入社員に対して1ヶ月の報告会というミーティングを実施しており、このミーティングでは以下の内容について新入社員が報告します。
- 1ヶ月でやったこと
- 1ヶ月でやれなかったこと
- 1ヶ月でできるようになったこと
- 思ったこと
この報告をふまえて、次の1ヶ月の作業内容を決定したり、見つかった課題への対応策を検討します。インターンシップでも、毎月、1ヶ月の報告会を実施し、進捗状況や課題を共有します。
クリアコードでは、一緒に開発するメンバーが書いたコードを読むことを習慣にしています1。そこで、インターンに対してもコミットへのコメントサービスで実施する導入研修を実施し、コードを読む目的やコードの読み方を伝えます。日々の作業を進めるにあたって、いいアドバイスをもらうための相談の仕方や開発スタイルといったクリアコードが培ってきたノウハウをインターンとクリアコードの開発者が一緒に実践します。
途中でやめられる仕組み
インターンシップを継続できなくなったら、いつでもやめることができようにしました。すでに採用では似たような考え方を実践しています。クリアコードではパッチ採用という採用方法をとっています。このパッチ採用は、採用する側と採用される側のミスマッチを防ぐために、お互いをよく知るプロセスを採用前に持とうというものです。インターンシップでも当初期待したものと違ったり、時間が取れなくなったりして、続けられない理由がでてくるかもしれません。そんな時はちゃんと継続できない理由を周りに説明して、それまでの作業を整理し他の誰かが引き継げる状態にしてください。そうすれば、それまでの成果を引き継いで、クリアコードの開発者、あるいは新たなインターンが開発を続けることができます。
通年で実施
クリアコードのインターンシップはフリーソフトウェアに貢献することを目的のひとつにしています。インターンシップの成果をフリーソフトウェアとして公開すると、インターンがインターンシップ終了後もフリーソフトウェア開発を継続することができます。インターンシップによるフリーソフトウェアへの貢献を継続していくため、通年で実施します。
募集人数は1名
まずはインターン1名でスタートします。その1名がインターンシップを終了したら、次の1名のインターンシップを始めます。1名ずつ実施して、そこで得たノウハウを次のインターンシップで活用するサイクルを継続しながら、インターンシップの制度をよくしていきます。そのため、今回募集するインターンは1名です。選考は応募順に実施します。
最後に
インターンシップで開発するフリーソフトウェアは、クリアコードで開発したい、もしくは改良したいフリーソフトウェアのリスト(以下、やりたいことリスト)からインターンが選びます。やりたいことは、来週以降、ククログで紹介していくので、是非チェックしてください2。
皆様からの応募をお待ちしています。
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なぜ読むのかはコミットへのコメントサービスをご覧ください。 ↩
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現在のやりたいことリストには項目がありませんが、ククログで紹介したものを順に追加していきます。 ↩