RubyKaigi 2024の2日目の夜に開催されたコード懇親会のお手伝いをした須藤です。
コード懇親会がどういうものかなどはコード懇親会の告知でまとめたので、ここでは今回の運営がどうだったかとかやってみてどうだったかをまとめます。
開催準備
アンドパッドの広瀬さんと一緒に準備を進めていました。イベントページを作ったりリポジトリーを作ったりいろいろ調整したりとか。広瀬さんとはOSS Gateを立ち上げてからは一緒になにかやる機会がなかったのですが、久しぶりに一緒にやれてよかったです。広瀬さんとやるのはすごく楽ですね!
さくらインターネットさんが共催して会場を提供してくれたので、すぐに会場が決まりました。これは非常に助かったことです。RubyKaigiはいろいろな場所で開催されるので毎回その土地にある適切な会場を探す必要があります。しかし、何十人もノートパソコンを広げられて、WiFiも電源もあって、できればホワイトボードも何枚もあって、できればディスプレイも何枚もあるような会場を見つけるのは大変なのです。
ただ、会場には十分な量の机がなかったのが困った点でした。会場は「ゆったりと使えるように」という設計のためコード懇親会用途だと机が足りませんでした。(普通の用途では十分ありました。)
ということで、机を用意する必要があったのですが、現地で机を用意する方法はさっぱりわかりません。私は沖縄関係で困ったときは@yasulabに相談することにしているので今回も相談したところ、みらいスタジオのかねしろさん(@pinkroot)を紹介してもらい、なんやかんやでなんと隣のビルの沖縄セルラー電話さんに貸してもらえることになりました。隣のビルだったので搬入・搬出も楽でした。すごく助かりました!
また、さくらインターネットさんには飲食物も提供してもらいました。こんな感じで!と伝えたらいい感じに用意してくれてすごく助かりました。少なめだったとは思いますが、コードで懇親していたらあまり飲み食いする時間もないだろうし、終わったらどこかに食べに行ってもらえばいいかと思って少なめでお願いしました。
定員50名のうち、「Speaker/Ruby Committer/Gem Author」枠を5名、「Rubyist」枠を45名にしたのですが、10名・40名にしてもよかったかなぁとは思ったのですが、思ったときにはすでに参加登録がそれなりにあって調整する時間がありませんでした。
開催準備は机をどうする?ばかりで他のことはあまり考えられませんでした。。。ほんと、机を用意できてよかった。。。
当日の様子
アンケート結果を見ると、楽しんでくれた人が多かったみたいです。その分野の第一人者の人たちと一緒になにかできて楽しかったとか、そういう人がいないけどみんなで同じコードを読んでいったのが楽しかったとか、いろんな楽しみ方をしてくれていたようです。
うまくいっていなそうだなぁというグループもあったのですが、うまくサポートできなかったんですよねぇ。グループ分けが終わった後に、うまく懇親できるように各グループの様子を見回ってちょろっとアドバイスするとかはしていたんですが、もう少し、うまくできた気はするんですよねぇ。最初に決めたグループを移動するのをなんかいい感じにサポートするとか。ちょっといじったほうがよさそうだなぁと思ったんですけど、うまくできなかったんですよねぇ。
途中でふらっと咳さんが寄ってくれたんですが、咳さんにdRubyが動く様子を見せびらかしてもらいました。dRubyを体験した人が増えてよかったわぁ。でも、その場ではdRubyの初版のコードを見つけられなかったんですよね。こんな動きをするやつがなんとこんなコードで動くんだよ!?という体験をして欲しかったんですよね。コードで懇親!
参加者には会場のお片付けを手伝ってもらいました。お片付けが終わった後の会場で記念写真も撮りました。
コード懇親会、終了です! #rubykaigi #codeparty #rubyfriends pic.twitter.com/3Alo8U7bU0
— ANDPAD (アンドパッド)開発部 (@andpad_dev) May 16, 2024
今後のコード懇親会
アンケートには「来年もコード懇親会をやって!」という声があるので、来年もあるといいなぁとは思うのですが、今の進め方は私がいないと回らない進め方なのがアレなんですよねぇ。このままだと私は懇親する人として参加できない!
来年はうちが主催したい!という会社がいたら@ktouに声を書けてください。私が運営しなくても回るような進め方を一緒に考えましょう。
その後
コード懇親会にはShopifyのUfukさんも参加してくれていたのですが、RubyConfにも1日中やっているワークショップ・ハックデイがあるけど、コード懇親会もいいね、みたいなことを言ってもらいました。
そんなUfukさんですが、なんと帰りの飛行機が一緒だったので、飛行機を降りてから荷物を受け取るまで一緒に歩きながら話をしました。が、英語だったんですよねぇ。。。私、英語は聞き取ることも話すこともできないので、なけなしの英語力でギリギリ会話していました。ハックデイは開発することが大事だと思うけど、コード懇親会は楽しむことにフォーカスしていて成果とかでなくてもいいんだ、とか言ったつもりですけど、どのくらい伝わったのか。。。今思えば、FFIもJITできるといいんだよねぇ、というここ数年思っていることを話せばよかったわ。英語で話せる気はしないけど。
RubyKaigi 2024の成果
RubyKaigi 2024に行くといろいろ関係者と話ができるのが便利です。今年は次のような感じの話ができてはかどりました。
Apache ArrowをJRubyでも動かせるようにしようというのを、RubyKaigi 2023の後にJRubyを開発している@headiusがちょっとやってくれていたのですが、パッケージングをどうしようかなぁというので止まっていました。ということで、そこらへんを@headiusに相談しました。英語で!また英語かよ!なけなしの英語力で話した感じだとNokogiriがやっているみたいにspec.requirements
に"jar ..."
を追加するとかなんとかでどうにかなるかも?という気持ちになったので、後はissueでということにしました。
REXMLの脆弱性が報告されていたのですが、なかださんがパッチを作ってくれていたので、やいのやいのしながらパッチを仕上げて脆弱性の情報を公開するタイミングとリリースするタイミングを合わせて対応しました。
まとめ
コード懇親会が楽しかった人はブログとかに書いて教えてね。楽しかった人が多いと来年も開催されるかも?開催したい会社の人は私に連絡してね。協力します。