ククログ(5)
サポート事例紹介: Redisのフェールオーバーの原因調査
こんにちは。データ収集ツールFluentdのメンテナーの福田です。
今回の記事では、有名なインメモリデータベースであるRedisの障害調査を行った事例を紹介します。
また、この調査はクリアコードのFluentd法人様向けサポートサービスの一貫で実施したもので、 Fluentdとセットで周辺のフリーソフトウェアのサポートを実施した事例となっています。
Redisのトラブルシューティングや、クリアコードの法人様向けサポートサービスに興味のある方は、ぜひ本記事をご覧ください。
ノータブルコード18 - 真偽値を返すif/else
最近はレビューしていることが多いなぁと思っている須藤です。レビューをしていると「真偽値を返すif
/else
」をちょいちょい見かけるなぁと思い出したので18回目のノータブルコードとして紹介します。17回目のノータブルコードが2021年6月28日なので、3年強ぶりのノータブルコードです。久しぶり!
Groongaのノーマライザーへ機能追加する方針について
Groongaのノーマライザーについてお勉強中の児玉です。
先日、Groongaのノーマライザーに新しい機能を追加しました。その際、最初はどのように進めるべきか悩みました。 そこで、ノーマライザーに機能を追加したいと考えている方へ、私が学んだことをもとに機能追加の方針を紹介します!
Groonga開発者に聞け!(グルカイ!)第68回でも解説しているので、あわせてご覧ください!
Treasure Agent (td-agent) v3からFluent Package v5へのアップグレード方法
Treasure Agent (td-agent)はログ収集ソフトウェアであるFluentdに各種プラグインを同梱したパッケージです。 deb、rpmだけでなくWindows向けのパッケージも提供していたことから広く使われています。
Treasure Agent (td-agent)には後継となるパッケージがあり、、それがFluent Packageです。 通常版だけでなく、長期サポートを提供するためのLTS版の2つがあります。 本記事を執筆時点の通常版の最新はv5.1.0であり、LTS版の最新はv5.0.4がリリースされています。
Treasure Agent (td-agent)は、後継であるFluent Packageのリリース後しばらくして2023年12月にサポートを終了しました。 しかしながら、なかなかバージョンアップに踏み切れていないままだったお客様からの問い合わせが発生することがあります。
今回は、Treasure Agent (td-agent) v3系から最新のFluent Package v5 (LTS版)へのアップグレード方法と注意点について紹介します。
Fcitx5ベースの仮想キーボードのレイアウトカスタマイズ機能を解説
メール誤送信対策製品「FlexConfirmMail」に新しい警告設定が2つ追加されました
屋代です。ブラウザー・メーラーおよびそれらの拡張機能のサポートを担当しています。
メール誤送信対策製品「FlexConfirmMail」に新たな警告設定が2つ追加されました。具体的には次の2つです。
- 返信の宛先に「今まで含まれていなかったドメインのアドレス」が追加された場合に警告する
- 「組織内として扱うメールアドレスのドメイン名」または「社内ドメイン」に対し、アドレス単位での指定を可能とする
追加された設定により、よりきめの細かい指定が可能となります。 上記2つの機能は、2024年8月現在最新版として提供中のThunderbird版バージョン4.2.3、Outlook版バージョン22.7より利用できます。
設定内容としては上の文言どおりなのですが、より具体的にイメージしてもらいやすくするため、この設定が追加された経緯について少し説明します。
FlexConfirmMailをお使いのお客様から、次のようなご相談があったのがきっかけでした。
PC上でWeston + WaylandをターゲットとしたFcitx5ベースの仮想キーボードの開発環境を構築する方法
PGroongaのユニットテスト
ユニットテストについてお勉強中の阿部です。
今回はPGroongaのユニットテストについて説明します。 どのようなツールを使って、どのようなテストをしているのかと新たにテストを追加する方法を説明します。
Groonga開発者に聞け!(グルカイ!)第60回でも 解説しているので、あわせてご覧ください!
macOSでファイルをたくさん開きたい!
macOSでファイルをたくさん開きたい阿部です。
PGroongaのCIで system call error: Too many open files
というエラーが発生しました。
開いているファイルが多すぎてエラーになったようです。
このエラーを回避してCIが成功するように対応したので、その内容を紹介します。 今回はmacOSのCIで生じたエラーなので、macOSでの回避方法の紹介です。
同じエラーに遭遇した方は参考にしてください!
PGroongaに関数を追加する(C拡張編)
PGroongaとPostgreSQLについてお勉強中の阿部です。
先日、PGroongaに便利関数を追加したのでその方法について説明します。
今回はC言語で集合を返す関数を実現する方法です。
主な処理をC言語で実装して、CREATE FUNCTION
で関数を追加するかたちです。
PGroongaはPostgreSQLの拡張機能です。 PostgreSQLの拡張機能を1から開発する方法には触れませんが、これから拡張機能を開発する方の参考になると思います。