ククログ(9)
Treasure Agent (td-agent) v3からFluent Package v5へのアップグレード方法
Treasure Agent (td-agent)はログ収集ソフトウェアであるFluentdに各種プラグインを同梱したパッケージです。 deb、rpmだけでなくWindows向けのパッケージも提供していたことから広く使われています。
Treasure Agent (td-agent)には後継となるパッケージがあり、、それがFluent Packageです。 通常版だけでなく、長期サポートを提供するためのLTS版の2つがあります。 本記事を執筆時点の通常版の最新はv5.1.0であり、LTS版の最新はv5.0.4がリリースされています。
Treasure Agent (td-agent)は、後継であるFluent Packageのリリース後しばらくして2023年12月にサポートを終了しました。 しかしながら、なかなかバージョンアップに踏み切れていないままだったお客様からの問い合わせが発生することがあります。
今回は、Treasure Agent (td-agent) v3系から最新のFluent Package v5 (LTS版)へのアップグレード方法と注意点について紹介します。
Fcitx5ベースの仮想キーボードのレイアウトカスタマイズ機能を解説
メール誤送信対策製品「FlexConfirmMail」に新しい警告設定が2つ追加されました
屋代です。ブラウザー・メーラーおよびそれらの拡張機能のサポートを担当しています。
メール誤送信対策製品「FlexConfirmMail」に新たな警告設定が2つ追加されました。具体的には次の2つです。
- 返信の宛先に「今まで含まれていなかったドメインのアドレス」が追加された場合に警告する
- 「組織内として扱うメールアドレスのドメイン名」または「社内ドメイン」に対し、アドレス単位での指定を可能とする
追加された設定により、よりきめの細かい指定が可能となります。 上記2つの機能は、2024年8月現在最新版として提供中のThunderbird版バージョン4.2.3、Outlook版バージョン22.7より利用できます。
設定内容としては上の文言どおりなのですが、より具体的にイメージしてもらいやすくするため、この設定が追加された経緯について少し説明します。
FlexConfirmMailをお使いのお客様から、次のようなご相談があったのがきっかけでした。
PC上でWeston + WaylandをターゲットとしたFcitx5ベースの仮想キーボードの開発環境を構築する方法
PGroongaのユニットテスト
ユニットテストについてお勉強中の阿部です。
今回はPGroongaのユニットテストについて説明します。 どのようなツールを使って、どのようなテストをしているのかと新たにテストを追加する方法を説明します。
Groonga開発者に聞け!(グルカイ!)第60回でも 解説しているので、あわせてご覧ください!
macOSでファイルをたくさん開きたい!
macOSでファイルをたくさん開きたい阿部です。
PGroongaのCIで system call error: Too many open files
というエラーが発生しました。
開いているファイルが多すぎてエラーになったようです。
このエラーを回避してCIが成功するように対応したので、その内容を紹介します。 今回はmacOSのCIで生じたエラーなので、macOSでの回避方法の紹介です。
同じエラーに遭遇した方は参考にしてください!
PGroongaに関数を追加する(C拡張編)
PGroongaとPostgreSQLについてお勉強中の阿部です。
先日、PGroongaに便利関数を追加したのでその方法について説明します。
今回はC言語で集合を返す関数を実現する方法です。
主な処理をC言語で実装して、CREATE FUNCTION
で関数を追加するかたちです。
PGroongaはPostgreSQLの拡張機能です。 PostgreSQLの拡張機能を1から開発する方法には触れませんが、これから拡張機能を開発する方の参考になると思います。
PGroongaに関数を追加する(SQL編)
PGroongaについてお勉強中の阿部です。
先日、PGroongaに便利関数を追加したのでその方法について説明します。 今回はSQLのみで実現しました。
PGroongaはPostgreSQLの拡張機能です。 PostgreSQLの拡張機能を1から開発する方法には触れませんが、PostgreSQLに関数を追加する方法を知りたい方の参考にはなると思います。
PGroongaでのカスタムWALリソースマネージャーの実装 #postgresql
PGroonga用のカスタムWALリソースマネージャーを実装した須藤です。どのような設計・実装になっているかを説明します。
Fluentdサポート事例: Postfixのログが途中で途切れてしまう
こんにちは。Fluentdのメンテナーの福田です。
Fluentdを使うと、いい感じに様々なアプリケーションのログを集中管理できて便利です。 例えば、メール転送エージェント(MTA)であるPostfixのログをFluentdに送信して管理することができます。
クリアコードはFluentdの法人様向けサポートサービスを行っていますが、 Fluentdに送信したPostfixの特定のログが途中で途切れてしまっている、 という問題がとあるお客様で発生し、調査して原因を明らかにしました。 結論としては、Postfixの仕様の問題でした。
この記事では、このサポート事例について紹介します。 Fluentdの使用例、トラブルシューティングの仕方に興味がある方はぜひご覧ください。 また、クリアコードのFluentdサポートサービスに興味のある方もぜひご覧ください。