Ruby
Ruby 3.4.0のcsv/fiddle/rexml/stringio/strscan/test-unit
Rubyの開発に参加している須藤です。そろそろRuby 3.4.0がリリースされるので私がメンテナンスしているdefault gem/bundled gemの変更点を簡単に紹介します。
Ruby 3.4でString#to_f/Kernel.#Floatの挙動がちょっと変わるよ
Rubyの開発に参加している須藤です。Apache Arrowの開発中に、他のシステムでは受け付ける浮動小数点数の文字列表現をRubyでは受け付けないことを知ったので、Rubyでも受け付けるようにする?という話をしたら受け付けるようになりました。ということで、2024年12月にリリース予定のRuby 3.4.0からString#to_f
/Kernel.#Float
の挙動が少し変わります。Ruby 3.4.0 preview2にも入っているので、これで試して問題がある場合は https://bugs.ruby-lang.org/ に報告してください。今ならまだこの挙動を元に戻せるかもしれません。
JRubyでもApache Arrowを使いたい?
Apache Arrowの開発に参加している須藤です。現時点でapache/arrowのコミット数は1位です。私はRubyでデータ処理できるようになるといいなぁと思ってApache Arrowの開発に参加し始めました。同じような人が増えるといいなぁと思ったりなにか試したりしましたが、あいかわらず、今でも実質1人でApache ArrowのRuby対応をしています。何度目かの「もっと仲間を増やさないと!」という気持ちになったので、最近の活動を紹介して仲間を増やそうと試みます。
そのために選んだ話題がJRubyなのはちょっとアレな気もしますが、最近「がんばったな!」という気持ちになったのがこれだからしょうがない。
Red Data Tools:RDocとRubyGemsを疎結合にしたい!
Ruby用のデータ処理ツールを提供するプロジェクトRed Data Toolsをやっている須藤です。そんなにデータ処理に関係はないのですが、1年ちょい前からRDocとRubyGemsを疎結合にする改良をRed Data Toolsメンバー(@mterada1228と@ericgpksと私)で取り組んでいました。先日、プルリクエストにするところまで仕上がったので、なにをやっていたのか、どうしてやっていたのかなどをここにまとめておきます。
RubyKaigi 2024にHelperとして参加しました! #rubykaigi
5/15 ~ 5/17 に開催されたRubyKaigi 20241に、Helperとして参加した児玉です。
この記事では、RubyKaigi 2024でのHelperとして参加した体験についてお話しします。
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プログラミング⾔語Rubyに関する世界最⼤級の国際カンファレンスです。 ↩
RubyKaigi 2024でコード懇親会を開催したよ! #rubykaigi #codeparty
RubyKaigi 2024の2日目の夜に開催されたコード懇親会のお手伝いをした須藤です。
コード懇親会がどういうものかなどはコード懇親会の告知でまとめたので、ここでは今回の運営がどうだったかとかやってみてどうだったかをまとめます。
RubyKaigi 2024 2日目にコード懇親会を開催するよ! #rubykaigi #codeparty
RubyKaigi 2024の2日目の夜に開催されるコード懇親会のお手伝いをする須藤です。
今日の10:00から参加登録できるので、「コードで懇親?楽しそう!」と思うRubyKaigi 2024参加者は登録してね。
利用しているgemと互換性のあるRubyのバージョンを調べる方法
はじめに
パッケージにRubyおよび必要なgemがバンドルされている場合、メジャーアップグレードにともない、バンドルされているRubyの処理系のバージョンも更新されていることがあります。
パッケージにバンドルされているgemのみ使用している場合には問題になりませんが、追加で必要なgemをインストールしている場合には、採用しているgemが新しいパッケージにバンドルされている処理系で動作するのかを知りたいことがあります。
今回は利用しているgemと互換性のあるRubyのバージョンを事前に調べる方法を紹介します。
Apt 1.6で導入されたJSONフックを活用する方法
はじめに
Aptには1.6からJSON-RPCを利用してフック処理を後付けで動かす仕組みがあります。 ここで利用されるJSONフックはプロトコルの仕様がドキュメント化されており、最新バージョンは0.2となっています。
今回は、このJSONフックプロトコルを利用して、事前にバグレポートがあがっているパッケージを知るためのアイデアを紹介します。