ククログ(16)
Mesonを使ってGObject Introspection対応のビルドシステムを構築する方法
最近、milter managerというフリーソフトウェアを Mesonというビルドシステムに対応させる作業を行っている福田です。
その主な目的は、RubyやPython用のバインディングを自動で生成できるようにすることです。
ライブラリーがGObjectを利用している場合、 GObject Introspectionを使えば(ほぼ)自動でバインディングを生成できます。
MesonにはGObject Introspectionサポート(Meson Integration) が組み込まれているので、Mesonを使うと簡単にGObject Introspectionを利用できます。
今回は、Mesonを使ってGObject Introspection対応のビルドシステムを構築する方法を説明します。
Red Hat Enterprise Linux系OSの種類やバージョンを見分ける方法
最近GNU/Linux系のパッケージング周りの仕組みに初めてチャレンジしている福田です。
複数のプラットフォームを想定する場合、動作しているプラットフォームを見分けることが必要になります。
今回は、Red Hat Enterprise Linux系OSの種類とバージョンの見分け方をご紹介します。
GNU/Linuxの共有ライブラリーのバージョンとアプリケーションバイナリインターフェース(ABI)
最近、GNU/Linuxの共有ライブラリーのビルドシステムの改良業務をしている福田です。
共有ライブラリーのバージョンについて考えるには、共有ライブラリーの構成の仕組みと、アプリケーションバイナリインターフェース(ABI) という概念について把握する必要がありました。
普段何となく共有ライブラリーを利用する側としてはあまり意識してきませんでしたが、 共有ライブラリーを作って提供する側にとっては重要な概念です。
GNU/Linuxシステムにおいて、共有ライブラリーのメジャーバージョンは、その他の桁のバージョンに比べて特別な意味を持ちます。 メジャーバージョンが変わることは、アプリケーションバイナリインターフェース(ABI)の互換性がなくなることを示すことが一般的です。
本記事では、共有ライブラリーの構成とABIについて紹介します。
Fluentd v1.15.1リリース -- プラグイン共通の排他機能の追加
2022年7月27日にFluentdの最新版となるv1.15.1をリリースしました。
クリアコードはFluentdの開発に参加し、リリースを含めたメンテナンス作業を行っています。
v1.15.1では、out_file
に関する修正を行いましたが、それに伴い共通機能として排他機能を追加しました。
この新機能を利用頂くことで、Outputプラグインをマルチワーカーに簡単に対応させられるようになりました。
今回は、この修正について詳しくご紹介します。
GitHub Actions: VirtualBoxを使って.deb/.rpmパッケージをテストする
最近GNU/Linux系のパッケージング周りの仕組みに初めてチャレンジしている福田です。
GitHub Actionsにおける.deb/.rpmパッケージのテストにVirtualBoxが便利だったので、今回はその方法についてご紹介します。
クリアコードに入社した理由と入社後の変化 - フリーソフトウェアについてはよく知らないけど「コードがたくさん書けそう」という理由で応募し、その後フリーソフトウェア開発のスタイルに慣れるまでの変化 -
入社してはや5年目になりました。 入社した当初に入社エントリーを書いていなかったので、今更ですがクリアコードに入社した理由と、入社後に私がどう変化したかを紹介しようと思います。 入社当時の気持ちを思い出しながら書いていきます。
クリアコードの入社経緯と入社して思ったこと: 働きやすく、開かれた環境
クリアコードに入社して5ヶ月経過した橋田です。
今回は、私が入社した経緯と、クリアコードで働いていて思ったことをご紹介します。
クリアコードは現在一緒に働く人を募集しているので、クリアコードで働いてみたいと考えている方に少しでも参考になればと思います。
オープンな開発をできる仕事 @ クリアコード
クリアコードに入社して半年強ほど経過した福田です。
今回は、入社した経緯や、クリアコードで働いてみて思ったことをご紹介します。
いろいろお話ししたいことはありますが、やはり何と申しましてもクリアコードといえば「フリーソフトウェアで稼ぐ」という理念です。
この理念自体、斬新さ、面白さ、やりがい、等々多くのことを味わえるものですが、 「エンジニアとしてオープンな開発をできる」ということも非常に魅力的です。
現在一緒に働く人を募集しているので、少しでもクリアコードの仕事に興味のある方はぜひご覧ください!
クリアコードで働いて知ったことと思ったこと
クリアコードで、コードを書く以外の仕事をしている吉本です。 この記事では、クリアコードで働くことがどんな感じなのかをお伝えします。 2021年4月ごろからクリアコードで働き始めた私がどんなことを知って、どんなことを思ったかを紹介します。
Fluentd v1.15.0リリース -- YAML形式サポートなどの新機能とin_tailの不具合修正
2022年6月29日にFluentdの最新版となるv1.15.0をリリースしました。
クリアコードはFluentdの開発に参加し、リリースを含めたメンテナンス作業を行っています。
今回はv1.15.0で追加された新機能を中心に紹介します。